プログラミング言語
プログラミング言語には、ビジュアルプログラミングとテキストプログラミングがあります。
ビジュアルプログラミングはタブレットやスマホでも操作できるほど簡単で、ドラッグ&ドロップでブロックを動かすだけで作れます。
キーボードはほとんど使いません。
日本語で書かれているため、初めて見た人も何をやっているのか分かりやすいです。
テキストプログラミングは、英語に近いアルファベッドや記号で書かれていて、ぱっと見ただけでは何を書いてあるのか分かりません。
キーボードで文字を入力して作ります。
一番人気のビジュアルプログラミング言語
操作が簡単なビジュアルプログラミングの中で、人気 No.1 と言えるのが Scratch (スクラッチ)です。
洗練されていて操作しやすいです。
今日は Scratch の魅力をお伝えしたいと思います。
Scratch の魅力
Webブラウザで動かせる
特別なインストールが不要で、URLにアクセスすればすぐに実行できる環境が整っています。
アクセス先→https://scratch.mit.edu/
ダウンロードしてオフライン環境でもできる
ネット環境がないパソコンでも、ダウンロードすることで実行環境が整います。
アクセス先→https://scratch.mit.edu/download
漢字混じりの日本語の他に、ひらがなのみのモードにも設定できる
まだひらがなしか読めない低学年の子供でも使える「ひらがな」モードがあります。
解説本が多数出版されている
多くの解説本が出版されていて、自分に合った本を探して勉強することができます。
解説サイトが多数ある
解説サイトが多くあり、実際に画像や動画を見ながら作ることもできます。
多くの小学校やプログラミング教室で採用されている
学校や習い事でもScratch を採用しているところが多いです。
最初の入門だけ自分でやってみて後からプログラミング教室に通うということもできますし、逆に入門だけプログラミング教室で勉強してそれ以降の発展は自宅で学習ということもできます。
なぜ Scratch(スクラッチ)を選択しないの?
数あるプログラミング言語の中で、Scratch はユーザー数が多く洗練されていて、とても使いやすくできています。
子供がプログラムを作るのに必要な機能は充分備わっています。
ハッキリ言って、よく分からないアプリを使ったりマイナーな言語を使うより、Scratch を使った方が良いと私は思います。
ではなぜ Scratch を選択しないのでしょうか。
Scratch を選択しない理由を挙げてみました。
下記に該当する人は、Scratch より別の物を選択する方が合っていると思います。
遊びながら自然に身につけたい
プログラミングカーのようなおもちゃで遊びながら自然と身につけたい。
プログラミング的思考を育てるおもちゃがたくさん発売されています。
おもちゃを使って思考力を伸ばしたいという目的であれば、Scratch を選択する必要はありません。
ハードウェアプログラミングをしたい
ロボットプログラミングのように、実物を動かしたい。
ロボットを動かすためのプログラミングをするなら、ロボットに適した環境があります。
連携できないこともないのですが、あえて選択する必要はないです。
ひらがなが読めない
まだひらがなも読めないほど幼い。
Scratch は漢字混じりの日本語環境の他に、ひらがなのみのモードも使用できます。
ですので、小学生低学年でも読むことができます。
しかし、そのひらがながまだ読めないのなら、Scratch を学習するのはまだ早いです。
そんなお子さんにはViscuit(ビスケット)がおすすめです。
ゲームで遊びながら勉強したい
ゲームが好きなお子さん、ゲームなら楽しんで学べるということであれば、家庭用ゲーム機でも利用できるようなプログラミングソフトを選択すると良いでしょう。
ゲームコントローラーを持つだけで楽しい気持ちになれるのであれば、あえて Scratch を選ぶ必要はありません。
学校やプログラミング教室で指定された
学校の授業で指定されたり、プログラミング教室で使用している言語があれば、素直にそれを使うのが良いでしょう。
Scratch を完全マスターした
Scratch を使いプログラミングの基礎を学んだ後は、テキストプログラミングに移行しましょう。
ずっと Scratch だけを使い続けるのはもったいないです。
テキストプログラミングができるようになれば、更に自由度が増します。
学習のしやすさや流行度から見ると、Python(パイソン)がおすすめです。
それ以外なら
上記にあてはまらないのなら、Scratch を利用するのがおすすめです。
特に理由がなければ、それ以外を選択肢に入れる必要はありません。
ぜひ Scratch から始めてみてください。