処理が早すぎて見えない
コンピュータは、一瞬で計算して処理を行うことができます。
人間のように、考える時間はありません。
ネコがしゃべるプログラム
「こんにちは」と言った後に「一緒にあそぼう!」と言うプログラムを作ろうと思います。
でも、ただ〔( )と言う〕のブロックを2つ並べただけでは、最後の「一緒にあそぼう!」しか表示されません。
「こんにちは」の方は、「一緒にあそぼう!」にかき消されてしまいます。
そういう時は、〔( )秒待つ〕のブロックを入れてみましょう。
「こんにちは」が必ず2秒間表示されるようになりますので、2つの言葉が読めるようになります。
風船が移動するプログラム
〔どこかの場所へ行く〕ブロックを使うと、スプライトがどこかの場所へ移動します。
どこかは決まった場所ではなく、ランダムで決められます。
〔ずっと〕で挟むことにより、あちこちへ移動し続けます。
しかしこのプログラムでは、あっという間に移動し続けるため、画面がチカチカとあちらこちらに光って見えます。
とても風船が浮かんでいるような動きには見えません。
そこで先ほどの応用で〔1秒待つ〕を入れてみたらどうでしょうか。
すると、一瞬でどこかの場所へ移動したあと、1秒その場でとどまるというプログラムに変わりました。
少し違いますね。
フワフワと飛び回るイメージにしたかったのに、素早く動いて止まる、素早く動いて止まる、を繰り返してしまいます。
そういう時は、〔( )秒でどこかの場所へ行く〕ブロックを使います。
3秒かけて徐々に移動し、また3秒かけて別の場所へ移動する。
その繰り返しになります。
コンピュータが命令通りに素早く動いてしまうため、ゆっくりと表示させるためのタイマーが様々な場所で使われています。