Viscuit(ビスケット)
ビスケットはとても簡単なプログラミング言語です。
未就園児~小学生低学年でも習得しやすいです。
Viscuit はインストール不要でブラウザから実行できます。
下記のサイトからアクセスできます。
特徴
「めがね」と呼ばれる仕組みを使って開発をします。
下の画像は、りんごが降ってくるプログラムです。
これは4つのステップで作られています。
- 画面右側にある鉛筆のアイコンでりんごの絵を描く
- 画面左側の水色の場所にりんごを置く
- 画面中央の灰色の場所にめがねのアイコンを置く
- めがねの中にりんごを置く
鉛筆はおえかきで、めがねがプログラム部分を担っています。
めがねの左レンズが変化前、めがねの右レンズが変化後になっています。
左レンズと右レンズを比較すると、少し下にズレていますよね。
これを実行すると、画面左の水色にあるりんごが下に動き、りんごが降ってくるように見えます。
例えば、左レンズに黄色いりんごを、右レンズに赤いりんごを置くと、黄色いりんごが赤いりんごに変化します。
Scratch(スクラッチ)との違い
スクラッチで同じことをやろうとすると、「開始を押したとき」「Y座標を10動かす」「ずっと繰り返す」のように指定しなければなりません。
Y座標と言われてもピンと来ないですよね。
Viscuit では変化前と変化後を指定するだけなので、複雑な操作は不要です。
プログラミング言語の選び方
Viscuit をおすすめしたい子
まだ文字が読めない子
実行するためのアイコンが少なく、文字が書かれていません。
ほんの数個のアイコンを覚えるだけなので、文字が読めない子供でも簡単に操作できます。
1~2日だけやってみたい
Viscuit は、簡単ですぐに実行できます。
先程紹介したりんごが落ちるプログラムは、大人なら2分ほどで作れます。
子供にとっても簡単で、さすがに2分でとは言いませんが、1~2日あれば自由に作ってアレンジもできるようになると思います。
他の言語の方をおすすめしたい子
おえかきが嫌い
絵を描くのも含めてのプログラミングとなっているので、おえかきが嫌い、面倒だと感じる子には向きません。
他の言語であれば最初から画像が用意されていたり、画像を読み込むこともできるので、おえかきしたくなければ他の言語にしましょう。
いずれはプログラミング関連の検定試験を受けたい
有名どころの検定を狙っているのであれば、Viscuitはあまり意味がないので、Scratchから始めるのがおすすめです。
Viscuit を始めてみよう!
Viscuit のはじめ方を書いてみました。
興味を持ったらぜひお試しください。