独学で教えたい
プログラミングは、先生に教わって習うこともできますが、独学でも勉強することができます。
ただ、小学生の『独学』は大人の『独学』と違って、親の協力も必要となります。
独りで学ぶ=独学ではなく、プロではない親が教える=独学と呼んでいる場合がほとんどです。
子供一人の力でプログラミングを学ぶのは、なかなか厳しいかなと思います。
補助はしてあげてください。
独学にも種類がある
一口に独学と言っても、子供にプログラミングを教える方法はいくつもあります。
ここでは大きく4つに分けて、説明していきます。
通信講座を進める
独学の中でも、通信講座はサポート体制が整っていて、初心者でも始めやすいです。
毎月継続してお金がかかるのは難点ですが、与えれた問題をこなすだけなので、親がプログラミングを知らなくても進められます。
下記のページでは、『Z会』『スマイルゼミ』『進研ゼミ』の3社の通信講座についてまとめました。
学習サイトを使う
『Code.org』というサイトが、とても分かりやすくプログラミングを学べるのでおすすめです。
ゲームのように進めていくのでさほど難しく感じません。
ワンステップずつ着実に進められます。
本を見ながら学ぶ
本屋さんで参考書を買って勉強するという、昔ながらの独学スタイルです。
子供向けプログラミングの本は、カラー印刷で写真も多く載っている本が多いですね。
親子とも読みやすく作られています。
ただ、参考書にはやり方が分かりやすく載っているので、本当に理解して作っているのか、本を見て丸写しただけなのか、親には判断しづらいです。
問題形式になっていても、こっそりページをめくって答えを丸写ししてしまうクセがある子供だと、考えることを放棄してしまう可能性もゼロではないです。
その辺は親の手助けが必要となってきます。
さまざまな参考書があるので自分に合った本を探すのが一番なのですが、たくさんありすぎて相性の良い本を探すのに苦労するのがこの独学方法の欠点でもあります。
我が家でやってみて、一番分かりやすくておすすめしたい参考書は「作って学ぶScratchドリル」です。
この本のメリットは、次の点にあると思います。
- カラー印刷で分かりやすい
- 文字が少なめで難しく感じない
- マウスの使い方から丁寧に教えてくれる
- シールが付いていて、小学校低学年ぐらいの子が楽しんでできる工夫がされている
中でも私がこのドリルを推す最大の理由は、製本にあります。
小さくて分厚い参考書だと、開き具合が甘くて手で本を押さえないと見えない箇所が出てきます。
手を離すと本が閉じようとしたり。
いちいちクリップを挟んだりして、ひと手間かかります。
それが地味にストレスになったりしませんか?
このドリルはB5サイズと大きめになっていて、更に横向きに開きます。
これがとても良い。
本から手を放しても勝手に閉じてしまうことはないし、本を見ながら操作するのに適した作りになっています。
薄手の本なので、深く追求して調べるのには向いていないかもしれませんが、初めてプログラミングに触れる子供の参考書にはうってつけです。
ゲームから学ぶ
プログラミングを学べるゲームは数多くあり、当ブログでもいくつかご紹介してきたのですが、一番有名なのは「マインクラフト」でしょうか。
流行っている=参考資料がたくさんあるということなので、プログラミングを学習するときは流行に乗ることも大事です。
ゲームだから、これなら楽しんでやってくれそうだと思って選ぶ人も多いかと思います。
あまりゲームが好きではない子にわざわざゲームからプログラミングを学ばせることはないと思いますが、個人的にはこれは苦手です。
プログラミングじゃなくて、普通のマイクラしかやったことがないのですが、画面に酔ってしまいます。
3D酔いって言うんですって。
少数派かもしれませんが、稀に体質に合わない子もいると思うので、ゲームが苦手な子はやらない方がいいかもしれません。
まとめ
私の経験上、「触っているうちになんとなく覚えた」という人よりも「テキストを見て真面目にやった」「与えられたカリキュラムに沿って一から学んだ」という人の方が、最終的な理解度は高くなっているように感じます。
プログラミングは触っているうちになんとなく覚えることもできますが、一から基礎を勉強しておくと躓きが減り結局は早く成長できるのかなと思います。
躓いたところや知りたいことだけを調べるのではなく、本を一冊丸ごとやってみるとか、通信教育でカリキュラムに沿って実施するなどの流れに沿った勉強をするのがおすすめです。
一見効率が悪く見えますが、自分では調べないような知識を得られるので、より理解が深まります。