Code.org
幼稚園から高校生までの子供に向けた、コンピュータサイエンスを学ぶための大規模なサイトがあります。
それが『Code.org』
Code.org は、教育機関でコンピューターサイエンスを学ぶ機会を広げ、女性やマイノリティの人々も参加できるように機会を増やすことを目的とした非営利団体です。
非営利団体で、寄付やボランティアで運営されているようです。
元は英語サイトですが、翻訳ボランティアも募集しています。
7,000人を超える翻訳者のサポートがあるようです。
翻訳ボランティアに興味がある方はこちら→翻訳ガイド
Code.org でできること
Code.org にはいくつかのコースがあります。
アカウントがなくても体験することはできます。
サインインすると途中経過を保存することもできるので、気に入って長期的に使用する見込みがあればアカウントを作りましょう。
コンピュータ サイエンス入門エクスプレス コース
こちらは、1コース20時間を目安に作られている総合的なコースです。
4~8歳は「就学前エクスプレエス」、9~18歳は「エクスプレスコース」、コンピュータ環境がない場合は「アンプラグド・レッスン」がおすすめです。
1ステップずつ、動画を見たり実際にプログラムを動かしながら学んでいきます。
順を追って進むので初心者でも理解しやすく、コース終了時には多くのことを学んでいるはずです。
Hour of Code(アワー オブ コード)
こちらは、すべての年齢向けにまとめられたチュートリアルです。
画像にある「アナと雪の女王」「マインクラフト」のような子供達が興味を惹かれるキャラクターも登場します。
1コース1時間を目安に作られているので、エクスプレスコースよりも手軽に操作することができます。
小学校向けコンピュータ サイエンス入門
こちらは、「コンピュータ サイエンス入門エクスプレス コース」の元になったコースです。
このコースの良いところを寄せ集めたものがエクスプレスコースなので、もっと詳しく知りたい、エクスプレスコースじゃ物足りないという事であればこちらを利用するといいでしょう。
エクスプレスコースと重複している部分が多いので、どちらか一方の実施で充分だと思います。
個人的には、こちらのコースをやるならエクスプレスコースをやる方が良いと思います。
コースの選び方
以下のようにコースを選ぶのがおすすめです。
★ちょっとだけ体験してみたい、早く完成形を見たい、アナ雪可好き、マインクラフト好き、ゲームを作ってみたい
→Hour of Code
★きちんと学習したい、ワンステップずつゆっくり学びたい
→コンピュータ サイエンス入門エクスプレス コース
※ちょっと情報が古くなってしまったので、同名のコースが亡くなってしまいました。
説明文を読みながら、「Hour of Code」を除いた上の方のコースからやってみるのがおすすめです。
まとめ
こんな素晴らしいサイトが無料で利用できるなんて信じられないです。
ゲームのチュートリアルのように、「ここを押してね」「これを動かしてね」といった指示に従っていけば、自然とプログラミングを覚えていけます。
しかも動かしながらだから、とても楽しい!
一部英語で書かれている箇所もありますが、小学生でも英語が必修化されていますので、大人と違って拒否反応も少ないでしょう。
1ステップずつ丁寧に説明してくれないと分からないという子供には、Code.org はピッタリの環境です。
Code.org は自由度がそれほど高くありませんので、「右に動かして」と指示された時に「右に動かせた。じゃあ左に動かすにはどうすればいいんだろう」と好奇心旺盛に物事を考える子供であれば、Code.org よりも Scratch(スクラッチ)のような言語で勉強する方が向いていると思います。
その子に合った学習方法を選ぶと、より理解が深まります。