省エネ漢字練習
漢字の練習方法は人それぞれ。
- ノートいっぱいに同じ文字を何度も書き、体に染みつかせる方法
- デジタルアプリを使って、ゲーム感覚で覚える方法
- 漢字検定など、目標を設定してやる気を出させる方法
日々の努力で漢字を覚える方法も良いけど、書くという動作が大嫌いな子のために、漢字練習レシピを作ってみました。
時短、効率化、最小限の努力で漢字を覚える方法をお教えしますね。
漢字の覚え方
ステップ1. 答えを見る
漢字ドリルでもいいし、ネットで印刷できる漢字プリントでもいいですが、まずは問題を探します。
ネットでしたら、ちびむすドリルの漢字テストがおすすめです。
シンプルで使いやすいです。
購入できるドリルなら、『6年分を総復習! 小学生の漢字1026字 書き取りドリル』というのがオススメです。
余計なページはなく、書き取り問題だけが掲載されていて、しかも6年間分あるのでいいと思います。
そして、意外かもしれませんが先に答えを見せてしまいます。
「今からこの問題の答えを隠してテストするから、覚えておいてね」と宣言します。
できれば、親が一問ずつ読んであげるといいでしょう。
例えば
「消える。き、える。水を使って火を消すから、水に関係があるさんずい」
「持つ。も、つ。手で物を掴むから。てへん。」
そこまですると親が大変なので、省略してもいいです。
先に答えを覚えることによって、必ず「分からないから解けない」ではなく「思い出せないから解けない」状態になります。
「分からないことを考える」より、「先ほど勉強した記憶を呼び起こす」方が記憶を強化することができます。
ステップ2. 問題を解く
漢字プリントを解いていきます。
思い出せない漢字は空白で構いません。
この時点では、20点でも30点でも全然OKです。
気にしないでください。委縮させないでください。
もしこの時点で80点以上取れていたらあとの作業がすごく楽になるので、ラッキーBoy&ラッキーGirlです(笑)
ステップ3. 間違えた問題だけを1文字ずつ書く
もし可能なら、もう一度「これは植物だからくさかんむりだね」などと声をかけながら、1文字ずつ書いていきます。
ヒントを与えることにより、記憶を呼び覚ましやすくします。
しかし、無理なら親の声掛けはなしでも大丈夫です。
正解だった問題はやりません。
ステップ4. 間違えた問題だけを再テスト
間違えた問題だけを再テストします。
正解だった問題は解かなくていいです。
正解になるまで、ステップ2~3 を繰り返します。
この時点で、基本3回しか漢字を書きません。
- 最初の漢字テスト
- 間違えた問題の書き取り
- 再テスト
ステップ5. 次のプリント
全ての問題が正解になったら次のプリントへ進み、別の問題を解きます。
3枚進んだら、最初の漢字テストを再テストします。
今回はもう記憶内にある問題なので、答えは見せずにテストをします。
一度正解した問題も合わせてすべて解きます。
大体これで、6~8割ぐらい取れる見込みです。
ステップ6. 間違えた問題の確認と再テスト
間違えた問題を確認して、再テストを繰り返します。
このあたりで満点に近い点数が取れる見込みです。
漢字暗記は努力と根性!ではない
この画像のノートを見てください。
これだけの文字を書いたのに、「箱・湯・両・進・童・反・対」たった7文字しか漢字を覚えられないんですよ。
どれだけ非効率か分かりますよね。

同じ漢字をノートに一列書き続けるより、テスト形式でやった方がよっぽど手軽に素早く大量に暗記できるはずです。
努力と根性の時代はもう終わりにしませんか。
なお、英単語も同じ要領でできます。