どちらも大切! 垂直思考と水平思考

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垂直思考と水平思考

垂直思考とは?

垂直思考とは、論理的・体系的に物事を考え、一歩ずつ順番に問題を解決していく思考法です。
数学や科学の問題解決、業務の改善などに適しています。

特徴

  • 既存の知識やルールを基に、順序立てて考える。
  • 一つの答えを深く掘り下げる。
  • 過去のデータや経験に基づいた分析を重視する。

垂直思考といえば名探偵

垂直思考と言えば名探偵です。
数少ないヒントから、論理的に考えて犯人を追い詰めていきます。

名探偵コナンでは、次のような推理をしたことがあります。

  • 人差し指の第二関節と左の手の平にタコがある→リボルバー(銃)を使い込んでる
  • 手の爪が黒ずんでいる→元うるし職人→うるしに耐性がある

この例はアニメの世界の話なのである程度決めつけの中で動いていますが、「___がこうなっているから___である」と論理的に考えて行くことが垂直思考です。

水平思考とは?

水平思考とは、*既存の枠組みにとらわれず、新しい視点やアイデアを生み出す思考法です。
エドワード・デ・ボノが提唱した概念で、柔軟で創造的な問題解決に適しています。

特徴

  • 常識や固定観念にとらわれず、多角的な視点で考える。
  • 複数の解決策を模索し、斬新なアイデアを生み出す。
  • 「もしも?」という仮定を活用して、新しい発想を促す。

水平思考といえばウミガメのスープ

ウミガメのスープというのは、最初に「男がレストランでウミガメのスープを注文し、一口飲むと泣きだした。なぜ?」という、突拍子のない問題が出題されます。

出題者は「はい」か「いいえ」で質問に答えてくれるのですが、あまりにも情報が少ないためどんな質問をすればいいのかを考えるのも難しいです。

なぜだろう?のパターンをたくさん考える必要があります。

  • 悲しくて泣いたのですか?
  • スープの味のせいで泣いたのですか?
  • なにかを思い出して泣いたのですか?
  • スープを飲む前から泣きそうでしたか?

このように、角度を変えてものごとを見る力が必要です。。

垂直思考と水平思考の違い

新しい商品の開発

  • 垂直思考:「市場調査を行い、ターゲット層を分析し、最も需要のある商品を作る」
  • 水平思考:「ターゲットを絞らず、まったく新しいニーズを想定して商品を開発する」

数学の問題を解く

  • 垂直思考:「公式を適用し、計算ステップを順番にこなして答えを導く」
  • 水平思考:「問題の前提を疑い、別の方法でアプローチする」

レモンを売る新しい方法を考える

  • 垂直思考:「スーパーや市場で売る」「広告を出す」
  • 水平思考:「レモンを使った香水を作る」「レモンをクラブやカフェのドリンクに無料で提供し、ブランドを広める」

満席のレストランで席を確保する方法

  • 垂直思考:「予約する」「早めに行く」
  • 水平思考:「シェフと仲良くなり特別に席を確保する」

災害対策

  • 垂直思考:「避難訓練の実施」「防災グッズの配布」「避難場所の確保」
  • 水平思考:「ドローンやAIを活用して、被災状況を把握する」

まとめ

水平思考と垂直思考は、どちらが優れているというわけではなく、状況に応じて使い分けることが重要です。
論理的な問題解決には垂直思考が適しており、新しいアイデアを生み出す場面では水平思考が効果的です。