【幼児向け】パソコンなしでプログラミング?アンプラグド学習アイデア集
今回は、パソコンを使わずにプログラミングの概念を学べる「アンプラグドプログラミング」について、具体的な学習アイデアを交えながらご紹介します。
アンプラグドプログラミングとは?
アンプラグドプログラミングとは、コンピュータを使わずに、パズルやゲーム、体を動かすアクティビティなどを通して、プログラミングの基本的な考え方を学ぶ学習方法です。
幼児期からプログラミングに触れることで、論理的思考力や問題解決能力、創造性などを育むことができます。
アンプラグドプログラミングで学べること
- 順次処理: 命令を順番に実行する
- ループ処理: 同じ命令を繰り返す
- 条件分岐: 条件によって命令を変える
処理別! アンプラグドプログラミング学習アイデア
順次処理(難易度★☆☆)
命令を順番に実行する力を養います。
指示に従って行動することは、集団生活の練習にもなります。
- 宝探しゲーム:
- 地図と宝の場所を用意
- 宝にたどり着くための命令(例:前に3歩、右に2歩)をカードに書いて、順番に並べる
- 子どもはカードの指示に従って宝を探す
- サンドイッチ作りゲーム:
- サンドイッチを作る手順をイラストカードに書き出す
- 子どもはカードを正しい順番に並べて、サンドイッチ作りの流れを理解する
- 着替えゲーム:
- 着替えの動作を順番に指示(例:靴下を履く、ズボンを履く、シャツを着る)
- 実際に着替えながら、順序立てて行動することを学ぶ
ループ処理(難易度★★☆)
同じ動作を繰り返すことで、規則性、法則性が理解できるようになります。
- ダンスゲーム:
- 簡単なダンスの振り付けを考える(例:手を叩く、ジャンプする)
- 「〇〇を3回繰り返す」のように、ループの命令を取り入れる
- 音楽に合わせてダンスを楽しむ
- ビーズ通しゲーム:
- ビーズと紐を用意
- 「赤、青、黄色を順番に繰り返して通す」のように、ループのパターンを作る
- 子どもはパターンに従ってビーズを通す
条件分岐(難易度★★★)
条件によって次の行動が変わることを、実際に体験できます。
- 信号ゲーム:
- 赤、黄、青の信号カードを用意
- 「青なら進む、赤なら止まる」のように、条件によって行動を変えるゲーム
- 子どもは信号カードを見て、自分の行動を判断する
- ファッションゲーム:
- 晴れ、雨、パーティー、スポーツなどの場面カードと、様々な服の絵カードを用意します。
- それぞれの場面に適切な服の組み合わせを決めます。
- 子どもは場面カードを選び、選んだ場面に合う服を選んでコーディネートします。
学習のポイント
- 遊びを通して、楽しみながらプログラミングの概念を体験できるように工夫しましょう。
- お子様の年齢や興味に合わせて、アクティビティの内容や難易度を調整しましょう。
- 成功体験を積み重ねることで、お子様の意欲を高めましょう。
まとめ
アンプラグドプログラミングは、幼児期の子どもたちがプログラミングの基礎を楽しく学ぶための有効な手段です。
ぜひ、今回ご紹介したアイデアを参考に、ご家庭でアンプラグドプログラミングに挑戦してみてください。