夏休み「発明創意工夫展」の宿題って何をすればいいの?

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夏休みの宿題といえば「自由研究」じゃないの?

近頃、夏休みの宿題が「自由研究」ではない学校が増えてきているようです。

「発明創意工夫展」と呼ばれ、もしかしたら 公益社団法人 発明協会の「全日本学生児童発明くふう展」がベースになっているのかもしれません。

その名は学校によってまちまちで、「科学工夫工作」「工夫創作」「科学工作」「工夫工作」「発明工夫」「科学創作」などとも呼ばれているようです。

呼び名はどうあれ、その実態は自由研究とは少し違っているみたいです。

自由研究と何が違うの?

自由研究というのは、その名の通り自分で題材を決めて自分で研究すること。
なにをしても自由。

対して、発明創意工夫展の宿題では、科学+工夫という縛りがあります。

自由に作れる自由研究と比べて、何して良いのか分からないという親が多いようです。……親が(笑)

そこで、何をするか考えるためのきっかけになればと、アイデアを少し出してみました。
学年次第でもっと深掘りしなくてはいけないかもしれませんが、参考にしてみてください。

ただし、これが答えではないので、先生の希望に合っているかは保証できません。

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アイデア発想の種

まずはアイデア発想の取っ掛かりを考えてみましょう。

生活面からのアプローチ

生活面からアプローチする場合は、まず普段困っていること、あったらいいなと思うことを先に考えます。

例えば、このように考えます。
アイデア出しなので、なんでもいいです。

  1. ジャンプ傘って勢いが強すぎて困る。もっとゆっくり開けばいいのに。
  2. 鉛筆をずっと使っていると指が痛くなる。
  3. 消しゴムのカスを掃除するのが大変。
  4. 本棚がいっぱいじゃないときに本が倒れてきてしまう。
  5. 靴下を裏返しに脱ぐとお母さんに怒られる。
  6. 雨の日でも外で遊びたい

この中から、子供が解決したい問題について深掘りします。

例えば[2]の鉛筆なら、綿を詰めた布を巻くとかで解決しそうな気がします。
スクイーズのような素材を、どうにかして工夫して巻くと気持ちいいかもしれません。

消しゴムのカスを掃除する機械は売っていますが、それを手作りで作れそうな気がします。

どうやったらその悩みが解消できるか、考えてみましょう。
出来そうなものを実行すればいいです。

雨の日でも外で遊びたい、のような大規模なものなら、ミニチュアを作って再現しても良さそうです。

学習面からのアプローチ

今度は学習面からのアプローチです。
生活科や理科がいいと思いますが、習ったことを活かす方法です。

例えば、このように考えます。

  1. 磁石
  2. 風の力
  3. ゴムの力
  4. 太陽光
  5. てこ

興味を持った理科の授業を思い出します。

磁石でしたら、くっつく性質を利用して、なにかをくっつけることを考えます。
○○に磁石を付けておいたら便利そうだぞ、というアイデアをどんどん出していき、それを形にします。

太陽光なら、太陽の熱を利用して○○を温めようなどの実験ができそうです。

理科の応用を使って何ができるかを考えていきます。

かなり難しい宿題ですが、仕上がりの上手さよりも考える力を育てることを優先して作るといいと思います。

なお、自由研究キットを買って作るのはご法度です。
それは工夫していることにはなりませんから。