はじめてのそろばんは、自宅・独学でも大丈夫

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小学校入学前のそろばん練習

そろばんを習うとなると、最低でも週に2回、できれば週に3回以上が理想的と言われています。

週1回だけじゃ無理か。
最低でもね、週2回からじゃないと……

と諦めている方のために、一例として我が家のそろばん事情を公開したいと思います。

そろばんの入門

娘は年中の秋ごろからそろばんを始めました。

最初は教室に通わず、自宅学習から始めました。
理由は単純で、入りたい教室に年齢制限があったからです。

「そろばんは、そろばん教室の先生が勧めてくれたものを買う」と決めていたので、最初はおもちゃのそろばんから始めました。

自宅練習用の道具

購入したのは、「こころざん」という玩具です。

4桁しかないですが、幼児にそんなたくさんの桁は必要ありません。
1000の位までできれば十分です。

珠ではなくON/OFFスイッチになっているため、指が当たって珠が動いてしまうこともなく幼児に使いやすいです。

そのくせ、上にあげると+1、下にさげると-1といった風に、本物のそろばんと同じ動かし方をします。
本物と同じ動かし方なので、きちんと指使いの練習になります。

自宅練習用のテキスト

参考書として、いくつかの書籍やドリルを購入したり、YouTubeを探したりしたのですが、一番良かったのは「ちびっこそろばん」です。

親が初心者だとしてもこれなら教えられるっていうぐらい、分かりやすく丁寧に解説されています。

類似の「パッチートレーニング」も使ってみたのですが、内容はほとんど同じでした。

私の好みで「ちびっこそろばん」の方を続けて何冊か購入し、小学生に上がってからも練習用に使っていました。

ちびっこそろばんの0や1には数字を書く練習も含まれているので、幼児期にはちょうどいいドリルです。

変なクセって?

もしかしたら「変なクセが付いちゃうかも」と心配して躊躇する人もいるかもしれないのですが、珠の読み方、足し算、引き算ぐらいなら、クセってないので大丈夫ですよ。

掛け算や割り算が入ってくると、流派があって教室に合う合わないが出てきてしまうのですが、足し算や引き算はどこの流派も同じやり方をしますし、同じ指使いなので幼児がやるようなレベルなら独学で進めても大丈夫です。

ただ、あまり独学を進め過ぎてしまうと、「変なクセが付いちゃってるので、うちの教室では面倒見切れません」と入塾を断られたり、「クセを直すのに時間を取られるのでなかなか本題まで辿り付けません」となって伸び悩む原因となってしまいます。

独学をするのは、幼児ができるぐらいの難易度で、珠の読み方と足し算・引き算ぐらいのレベルにとどめておくのが良いです。

注意事項

独学といっても、雰囲気でやらずにちゃんと本を読んでくださいね。

例えば「4+7」という問題があった時、結果としては「11」になるわけですけど、珠の動きは「3を引いてから10を足す」という動きになります。
これを間違えて「10を足してから3を引く」と覚えてしまうと【変なクセ】が出来上がってしまいます。
これが体に染みついてしまうと、直すのが大変になります。

独学をするなら、このような間違いが起こらないように正しく教えることが大切です。