ダイソーで懐かしのゲームブックを発見! キミの選択で結末が変わる本

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ゲームブックとは?

ゲームブックというのは、物語の途中に選択肢があり、読者が何を選ぶかによって結末が変わる本のことです。
アドベンチャーブックと呼んだりもします。


下記のように自分で主人公の行動を決めて、自分で好きなページをめくって続きを読みます。

目の前に宝箱が出現。 ◆宝箱を開ける→22ページへ ◆宝箱を開けない→23ページへ

その名の通り、ゲームのシナリオのような本ですね。

1980年代にブームを巻き起こしました。
読書が嫌いな私も、ゲームブックは好きでした。

今はほとんど見ないです。
なんで廃れちゃったんだろう?

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ダイソーで発見

ダイソーで、「ストーリーブック」なるものを発見しました。
『ふしぎ探検 キミ&ユメ 消えた人形事件』

左のポニーテールの女の子が、主人公の「キミ」。
名前の「希美」と「君」をかけているみたいです。
そして右の狐の面をかけている女の子が、神様の「ユメ」。
ダイソーのストーリーブック

表紙には「いっしょに事件を解決しよう!」と書かれています。
そしてサブタイトルが~消えた人形事件~。
表紙と裏表紙をめくってみると、オバケ・妖怪・精霊・神さま・お人形についての説明が書かれていました。

これだけの情報で大体どんなストーリーなのかは予想が付きますが、私は読んでいないのであらすじは書けません(笑)

娘に最後まで読めたのか聞いてみたところ、事件は解決したそうです。
結末は何種類かあって、ちょっぴりホラーなバッドエンドも含まれていました。
娘は事件を解決したと言ったので、ハッピーエンドになったのではないかと思います。

途中、付箋を貼ったり何かメモを取りながら読んでいました。
「何をもらったかメモしとかなきゃいけないんだ」と言っていました。

ストーリーブックシリーズ

こちらの本、きみが決めるストーリーブックシリーズには、もう一冊似たようなストーリーブックがあります。
タイトルは『ドラゴンカリバー とりもどせ!巨人の宝物』

魔法・巨人・ドラゴン・宝物……
これら4つのキーワードで、どんな物語かは大体予想がつくと思います。
私は読んでないけど(笑)

100円で大丈夫!?

この本、100円で本当に大丈夫なの!? というレベルです。

無地のメモ帳だって100円だよ?

中身を考えて、イラストを描いて、印刷して……。
余計なお世話ですが、コストは大丈夫なのでしょうか?
作者にちゃんと還元されているのでしょうか?

心配になるぐらい安くて満足度が高いです。

売り場について

売り場が見つけられないという方もいるみたいです。

うちの近所の店舗では、子供のひらがな練習ドリルの近くに置いてありました。
何度か店舗に足を運んでいますが、いつも4~5冊置いてあるので入手困難な本ではないと思います。
もし置いていなくても、販売終了にならない限りは、2~3週間待てばまた入荷するのではないでしょうか。

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作者の藤浪智之さん

「ふしぎ探検 キミ&ユメ」のストーリーを書いた作者の方が、進撃の巨人の世界観でゲームブックを書いていました。
もし進撃の巨人を知っている方なら、こちらも楽しめるかもしれません。

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物語の視点に注目

物語には、視点というものがあります。

一般的な物語は、一人称視点か三人称視点のどちらかで書かれます。

一人称視点の物語

一人称視点は、物語の主人公が「私」や「俺」のようになっています。
読者は「私」になりきり、私が行動を起こし、私の気持ちになって本を読みます。

一人称視点の物語では、主人公が経験していないことは読者も知ることはできません。

三人称視点の物語

三人称視点は、第三者からの視点です。
主人公のA君が今どんなことをしているのかを知ることができるし、脇役のBさんがいま何をしているのかも見ることができます。

第三者として客観的に見るため、登場人物の心の中までは理解することはできません。

一人称童話シリーズ

少し珍しい童話があります。
童話って大体、「昔々、浦島太郎という若者がいました」のように、第三者による語り部口調になっています。
しかし、1人称童話シリーズでは主人公が語るという構成になっています。

一人称と三人称による大きな違いの一つは、心の中が読めるということです。
第三者からの視点では「怖がっているようです」としか書きようがありませんが、一人称視点ではリアルな「こわいよぉ」という心情読めるので、より身近に物語を感じることができます。

二人称視点の物語

ほとんどの物語は、一人称視点か三人称視点のどちらかで書かれています。

あまり見かけないのがこの二人称視点の物語です。

物語には語り部がいて、「君」や「あなた」と読者に向かって話しかけてくるようなスタイルで物語が進みます。

ダイソーのストーリーブックは、三人称視点の物語になっています。

人生の中でも、出会うことは稀かもしれない三人称視点の物語。
これを娘に体験させてあげられたのは幸運なことです。