プログラミング教育番組「テキシコー」
「テキシコー」は、NHKで放送されている10分間の教育番組です。
プログラミング的思考(てきしこう)でテキシコーです。
『コンピューターを使わずにプログラミング的思考を育む』をテーマとしています。
考えさせる内容が多いので、リアルタイム視聴よりも一時停止できるような環境で閲覧することをおすすめします。
番組内容
番組では「プログラミング的思考」というものを、以下の5つの思考を軸に伝えられています。
- 【分解】小さく分けて考える
- 【組み合わせ】手順の組み合わせを考える
- 【一般化】パターンを見つける
- 【抽象化】大事なものだけぬき出して考える
- 【シミュレーション】頭の中で手順をたどる
言葉で書くと専門用語のような難しい単語でイメージが掴みにくいかと思いますが、番組では難しい単語を使わない方法で5つの思考法が紹介されています。
対象年齢
対象年齢は 小学3~6年・中学・高校 となっていて、幅広い年代に楽しめる内容です。
大人の私が見ても「なるほど」と唸るような内容もありました。
親子で楽しみながら学べる番組です。
下手したら、学生プログラマや新人プログラマにもおすすめできるような内容になっています。
それぐらい分かりやすくて面白いです。
プログラミング番組「Why!? プログラミング」との違い
NHKでは「Why!? プログラミング」というプログラミングの番組が放送されています。
お笑い芸人の厚切りジェイソンが出演している番組です。
そちらはScratch(スクラッチ)プログラミングを元に番組が構成されているので、Scratchを触ったことのない人には少々分かりづらい内容になっています。
Scratchを学習した後で見た方が、学べることが多くなるはずです。
それに対し、テキシコーは知識がなくても理解できるように作られています。
パソコンやタブレットも必要ありません。
考えながら見てほしい
流し見じゃなくて、ぜひ一つ一つの問題を考えながら見て欲しいです。
考えることが楽しくなってきます。
どうしても答えが分からない場合は、以下を参考にしてみてください。
合っているかは分かりませんが。
ダンドリオンの答え
答えが表示されなかった問題について考えてみました。
ネタバレを含みますので、この先の閲覧にはご注意ください。
意外と難しかったので、番組側が用意している正しい答えとは違うかもしれません。
あくまで、私の考え方です。
他に良い考え方が閃いた方は、たぶんそれが正解です。
手順が間違っていなくて、且つ私が考えた答えよりも効率よくできるなら、きっとそれが正解です。
「より効率よく」を考えるのがプログラミング。
ですので、様々な方法を考えてその中から答えだと思うものを選んでください。
第1回 ごみ取り
第1回目の放送で登場したダンドリオンです。
お手本に倣ってゴミを掃きます。
こうでしょうか?
1ターンから3ターンまでの間に、ほうきを移動させる必要があります(黄色い矢印)。
第5回 ごみ取り
第5回目の放送のダンドリオン。
ゴミの配置が変わりました。
お手本に倣ってやってみるとこんな感じですかね。
でも、ちりとりを移動させてしまえばもう少し効率化できるような気がします。
第8回 犬のフン
第8回目の放送のダンドリオンは、犬のフンを掃除します。
曲がる回数を3回に抑えます。
2つ目の曲がり角で、フンを回収したらすぐに曲がるのではなく、そのまま直進してフンがない場所で曲がる。
この発想ができるようになることがプログラミング的思考の第一歩ですね。
第7回 シャーレの中の牛乳
ダンドリオン以外にも番組の中で解説されていない箇所があり、質問サイトに投稿したり検索している人が多くいたので、そちらの回答も書いておきます。
これは「シャーレを回すと底は見えるが、回転しているから文字が読めない」が答えです。
ターンテーブルは「使ってもよい」なので、使わなくてもよいです。
こぼさなきゃいいんから、牛乳を飲んでしまえばいいんじゃないかと思います。
他の方法としては、写真を撮るのもいいかもしれません。
動きが高速なので、よっぽど性能が良いカメラでなければ、撮ってもブレるような気がします。
動画を一時停止して確認してみましたが、字が細かくて長文だったので読めませんでした。
第7回 ロジックマジック 紙吹雪
紙吹雪を何度落としても、同じ数字が出るマジック。
これのトリックは、最初から「2」の紙だけ裏にも「2」と書いてあります。
「2」だけ両面表になります。